いつも計画どおり勉強がはかどればいいですが、そんな人はめったにいないでしょう。計画は時々立て直すものだと思っていてくだい。そういうことが前提でこれからの話を読んでください。

よく３日ぼうずなどど言われますが、すぐに計画を放棄してしまう人もいます。そういう人は、もともとまだ勉強する状態に、物理的にも精神的にもなっていない人です。こんな極端な例は別として、計画倒れになってしまいやすい人は、あれもこれもやろうとして、盛りだくさんなりすぎてしまって、無謀な計画を立てたりしています。これはやる気のある受験生に多いタイプです。そういう受験生は最初から１００パーセント力を出し切る計画を立てます。そしてしばらくは順調にすすむのですが、ある日突然勉強をパタンと勉強をやめてしまいます。少し行き詰るといやになってしまうのです。そしてすべて放棄してしまうのです。しかしそういう受験生にもいいところがあって、しばらくするとまた奮起して、厳しい計画を立て、勉強を始めます。そしてまた途中で行き詰まります。やる気がなくなってしまいます。ここまで極端でなくても、こんなことを繰り返す受験生がよくいます。うちの塾にもいました。やる時とやらない時の差が激しいのです。しかしこういう場合、結局全部での勉強量が少なくなってしまいます。

ようく考えて、もしあなたがこの例にあてはまるなら、勉強の量を落としてください。私がそうアドバイスすると、そういう受験生は勉強量を８０パーセント近くまで落とします。しかしこれではまだ足りません。６０パーセントまで落としてください。ここのところが、なかなか実行できないのです。ここまで極端に落とせなくて、また同じように挫折してしまう受験生が多いです。最初は欲張ってはいけません。時間があまるなら、運動でもしてください。または音読でもしてください。

最初から欲張ってはいけません。計画どおりできるようになってから、すこしずつ勉強量を増やしてください。結局その方が勉強量が多くなりますから。